令和7年度(2025年度)行政書士試験の概要

こちらでは、令和7年度(2025年度)の行政書士試験に関する試験概要をまとめています。受験を考えている方はぜひ参考にしてください。
【1】行政書士試験とは?
行政書士試験とは、行政書士法に基づき、総務大臣が定めた行政書士として業務を行うために必要な知識及び能力を確認する国家資格試験です。
試験の実施は各都道府県知事が担当していますが、実際には総務大臣が指定する指定試験機関『一般財団法人行政書士試験研究センター』が委任を受けて試験を実施しています。
令和7年度試験(2025年度)も『一般財団法人行政書士試験研究センター』が指定試験機関として試験を実施します。
- 公式サイト:一般財団法人行政書士試験研究センター
【2】行政書士とは?
行政書士は、行政書士法(第1条の2、第1条の3)に基づき、依頼を受けて報酬を得ながら次のような業務を行う専門職です。
- 官公署(役所等)に提出する書類の作成
- 契約書・交通事故調査報告書など権利義務や事実証明に関する書類の作成
- 官公署への許認可申請書類の作成・提出代行 など
行政書士として活動するには、行政書士試験に合格するのが最も一般的で近道です。
【3】受験資格について
行政書士試験に受験資格の制限はありません。
- 年齢・学歴・国籍を問わず誰でも受験可能です。
【4】令和7年度(2025年度)試験日程(予定)
項目 | 日程 |
---|---|
試験日 | 令和7年(2025年)11月第2日曜日 |
試験時間 | 午後1時~午後4時(3時間) |
合格発表 | 翌年1月下旬 |
※正式な日程は、7月上旬に行政書士試験研究センターより公式発表されます。
【5】試験科目と内容
行政書士試験は大きく2つの分野に分かれて出題されます。
① 法令等(46問)
- 憲法
- 行政法(行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法など)
- 民法
- 商法(会社法を含む)
- 基礎法学
※試験を実施する年(令和7年)の4月1日現在施行されている法令から出題されます。
② 基礎知識(14問)※令和6年度試験以降~
- 一般知識(政治・経済・社会)
- 行政書士法など行政書士業務に関連する法令
- 情報通信・個人情報保護
- 文章理解
※こちらも令和7年4月1日現在施行されている法令が出題対象です。
【6】試験形式・方法について
行政書士試験は筆記試験(マークシート方式・記述式)です。
試験科目 | 出題形式 |
---|---|
法令等(46問) | 五肢択一式、多肢選択式、記述式 |
基礎知識(14問) | 五肢択一式のみ |
- 五肢択一式:5つの選択肢から1つを選択
- 多肢選択式:文章中の空欄に当てはまる選択肢を複数選択
- 記述式:40文字程度で文章記述
【7】試験場所
- 全国各地の試験場で受験可能です(お住まいや住民票の住所に関係なく自由に選択可能)。
- 具体的な試験場所は毎年7月第2週に公示されます。
【8】受験手数料
- 10,400円(税込)
- 一度納付された受験料は、地震・台風等の自然災害により試験が実施されなかった場合を除き返還されません。
【9】行政書士試験の合格基準(重要)
行政書士試験に合格するには以下の基準を満たす必要があります。
- 試験全体で300点満点中180点以上の得点
- 基礎知識分野で56点中24点以上(14問中6問以上)の得点
行政書士試験は絶対評価方式のため、基準を満たせば受験者数に関係なく必ず合格できます。
【10】行政書士試験 合格後について
行政書士試験に合格すると、行政書士として登録を行うことで業務を開始できます。
また、資格取得後は独立開業や企業勤務など多様な働き方が可能です。
【11】関連リンク(公式情報)
【ご注意】
このページの情報は令和7年の行政書士試験についての概要を分かりやすくまとめたものです。
最新情報・正式な情報は必ず公式の受験案内でご確認ください。